ニオイが発生する理由
汗がでるメカニズムは理解できたけど、どうしてニオイは発生するの?」とお思いの方も多いでしょう。
(※汗がでるメカニズムについては『汗の発生のしくみ』を読んでみてください)
実は、アポクリン汗腺から発生する汗自体は驚くべきことに、そもそもは無臭なのです!
わきが臭は、皮膚上にある雑菌に分解・酸化されて初めてわきが臭独特のニオイが生まれるのです。
「じゃあ運動したときにかく汗はどうして臭うの?」という疑問がでてくると思います。
運動したときにかく汗は、エクリン汗腺からでるものでしたね。
この汗は、皮膚の表面にある皮脂やほこり、アカなどと混じりあうことによって細菌が増殖してニオイを発生してしまうのです。
また、アポクリン汗腺からの汗はアルカリ性で塩分濃度が低いため、雑菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。
さらに足の裏や脇の下は、他の箇所よりも汗が蒸発しづらい箇所であるため、エクリン線からの汗の中にほんの少しだけ含まれるアンモニアや尿素などの成分が凝縮され強いニオイに変わりやすいのです。
尚、都会の人は田舎に住んでいる人よりも比較的汗くさくなりやすいという実験結果がでています。それはなぜでしょうか?
都会では、自動車の排気ガスなどで二酸化炭素の排出量が多いため、汗の中の"重炭酸イオン"が増加して皮膚の表面を一層アルカリ性へと導くこととなるからです。
便利な社会が汗臭さを引き起こしている、というなんとも不条理な現象ですが・・・。