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080わきがの手術法について アーカイブ

2007年11月16日

手術を決める前におさえておくべきポイント

ここまで読んできて、「そこまではもうやっているよ!」「わきがの手術法が知りたいのにな~」という方!

お待たせしました。わきがの手術についてです。

「病院では軽度だといわれたけれど、やっぱり手術したい」
「親もわきがの手術をしたことがあり、自分も薦められている」など、本格的に手術を考えている方もいらっしゃると思います。

わきがの手術って?と調べてみるとどうやらワンパターンではないことがわかってきます。

いろいろ調べてどれがいいかわからなくなって八方ふさがりになってしまうのではないでしょうか?

正直に言うと「この手術がかならずいい!」と断言できるものはありません。

わきがだったことを完全に忘れるほど改善された、という人もいれば、少しよくなったけど完全ではない、という人もいます。

その人の求めるレベルもそれぞれ異なると思いますので・・・。
では、何を目安にすればよいでしょうか?

・信頼できる医師がいること
・手術法について納得できること
・手術法についてきちんと説明してくれる病院であること

最低でもこの3つはクリアしたところがよいでしょう。

雑誌などの誇大広告は、目を惹かれがちですが「簡単に」「気軽に」などを誇張して謳っている広告は、「本当か?」と疑心暗鬼になるべきでしょう。

そして病院に足を運ぶ前に最低限の知識を身につけておくべきです。

「専門用語だから・・・」と、受け流していては手術後トラブルが起きてもしかたがありません。

わからないことは積極的に質問し、納得できるまでは簡単に手術にgoサインを出さない方がよいでしょう。

「なんかこの病院、合わないな」「説明や対応が不十分」と感じたら、違う病院に行くことも全く構わないと思います。

むしろ、比較することは大事だと思います。あなたが納得して手術に迎える体制づくり、それが最も大切な点です!

2007年11月19日

わきが手術法1(イナバ式皮下組織削除法)


わきが治療法のなかの一つとして「イナバ式皮下組織削除法」をご紹介します。

このあとも、いくつかの治療法を順不同でご紹介します。

全てを体験したわけでないので、あくまで客観的視点でご紹介することをご了承ください。

イナバ式皮下組織削除法は、過去三十数年で5万人以上の患者さんを治療しているそうです。

イナバ式皮下組織削除法では、わきがと腋窩多汗症を同時に治療することができます。

この手術法は、わきの下の皮膚を小さく切開し、そこからカミソリの刃がついた皮下組織削除器なるものを差し込んで、皮膚の裏側を削り取るというものです。

皮膚の裏側を削る事によって何が変わるの?!と思うかもしれませんが、それによってわきがのニオイの原因であるアポクリン汗腺とエクリン汗腺を取り除くことができるのです!

わきの裏側、と聞くと痛そうですが局所麻酔をするので手術中に痛みを感じることはないそうですよ。

局部麻酔ですので、医師と話しをしながら手術することができます。皮膚の削除後は、髪の毛よりも細いナイロン糸で縫い合わせていきます。

手術後は、わきの下にガーゼが固定されている状態となります。手術当日より、ひじから先は自由に使えるので日常生活はほぼこなせるとのことです。

ただし、重いものを持ったり、手に体重をかけると出血をおこしたり、シワができる原因になるので安静にしているのがベストです。

ガーゼは、3,4日後に外すことができます。1週間後に抜糸し、2週間後には皮膚表面のかさぶたがどんどんとれてきます。

わきが手術法2(直視下剥離法)

わきが手術法、次にご紹介するのは、「直視下剥離法」という手術法です。

言葉が堅苦しいかんじもしますが・・・。

簡単にいえば、アポクリン汗腺を剥がす、という意味です。

では、なぜ「直視」なのでしょうか?

「直視下剥離法」では、アポクリン汗腺を全て取り除いたか確認することができる手術法なのです。

実際に手術する医師が、自らの目で確認しながら汗腺の根を含んだ真皮層を均等に削除できる方法なのです。

「目で確認しない手術なんておかしいじゃないか?」と思うでしょう?

しかし、一部の美容外科では機械で吸引したり、かき出したりする方法の手術を執り行っています。

実はこれらの手術法ですと、アポクリン汗腺を完全に取り除いたのか、取り残しはないのか確認することができないのです!!

それが原因で「思い切って手術をしたのに、症状が改善されない」といったトラブルが起こってしまうのです。

場合によっては、手術後に症状がひどくなってしまったというケースも稀にですがあるそうですので、注意してくださいね。


また、多汗症のなかでも「精神性多汗症」の場合は、

・精神療法を受けても全く効果がなかった

・精神療法を受ける時間がないが、治療したい

・「少しでも発汗が減少した」という事実によって、気持ちが前向きになる可能性がある

・わきが型多汗症と混合型である

これらに当てはまる場合は、手術療法を受けることによって、効果があらわれるといわれています。

手術を受ける際には、手術に関する説明をしっかり時間をかけて受けることが重要です。

なぜなら、患者さんが思い描いている術後のイメージと実際のイメージにズレが生じている場合があるからです。

そうすると、術後に落ち込んでしまったり、さらに症状が悪化してしまうこともあるからです。

直視下剥離法による手術法を行う際、精神性多汗症の場合に、真皮を剥離する厚さは少し厚くなります。それにより、削除できる汗腺が増加するからです。

そして範囲を広めに剥離する点がポイントです。

2007年11月22日

わきが手術法3(超音波わきが手術法)


次にご紹介するのが「超音波わきが手術法」です。この手術法は、簡単にいってしまえば超音波の力でアポクリン汗腺もエクリン汗腺も全削除!という方法です。

「超音波?怪しげじゃないの?」と、いう方のためにご説明致しますね。

そもそも、超音波の定義とは「人間の耳に聞こえない周波数の音」です。

(ちなみに・・・。人が聞こえる平均的な音は約20~30ヘルツといわれています。)

超音波の特徴は、音波の波長が短いため強いパワーを出すことができるということです。

その特徴を利用して、今では多くの医療現場で使用されています。

電気メスやレーザーメスなど、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

これらも、もとをたどれば超音波を利用したものなのです。

馴染みがあるものでいえば、妊婦さんのおなかのなかを見る「エコー」。

これも超音波の力で赤ちゃんの姿を確認することができる装置ですよネ。

気がつけば、意外にも身近な超音波。少し親しみが沸いてきたのでなないでしょうか?

超音波わきが手術を行うにあたって、メリットは以下のような点です。


・超音波で汗腺だけ識別することができるので手術時間が短い!
・麻酔注射をするので、手術が痛くない!
・血管や神経組織を傷つけずに手術できるので、ほとんどといっていいほど出血しない!
・手術後の腕の痺れなど、後遺症が残る可能性ダウン
・傷口が小さいため、回復もスピードアップ!
・日帰りで手術OK!
・わき毛を残す、という選択もできる


短時間に手術が可能で、負担も少なければ患者さんにとってはいいことづくめですよね。

これを読んで、早くも手術に前向きになっている方もいらっしゃることでしょう。

「患者さんにとって負担が少ない」ということは、裏を返せば「執刀医の腕にかかっている」というわけですので確かな技術を身につけている信頼できる医師のいる病院を選ぶ、ということが重要となってきます。

「超音波だから全て安全」ではありませんので、病院選びは慎重に行いましょう!

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